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ヘッドライトのお話
今日は中古車の手入れをずーーっとしてたもんで
なにも写真がありません(汗)
なので
最近車検の見積もりをお願いされたクルマの件で少しお話を。
その車は社外のヘッドライトが装着されていました。
イカリングとか、プロジェクター埋め込みをしてあるキラキラしてるカッコいいヘッドライトですね。
しかも、ロービーム・ハイビームともにプロジェクター。
ちなみにプロジェクターとは
こんな感じの、丸い水晶みたいな形をしているタイプのヘッドライトです。(これは36スカイライン純正)
最近のクルマはこのプロジェクター形状を採用しているものが多くなってきました。そして、必ずと言っていいほどHID。
今はHIDが当たり前の世の中になってきましたが、HIDが普及し始める前のハロゲンの時代のプロジェクターはとてつもなく暗くて、夜走るのが怖いくらいでした。
しかしHIDの普及により明るさは格段に向上し、プロジェクターはヘッドライトのデザイン面からも多くのヘッドライトに採用され始めたようです。
しかし、これが少し問題で
ロービームでプロジェクターを使ってもらう分にはまったく問題ないんですが、たまにハイビームもプロジェクターのものがあるんです。
これがなかなかくせ者で、光量or光軸がなかなか出ない。
みなさんご存じのとおりヘッドライトなどの灯火類で使っても大丈夫な色というものは保安基準で決められています。もちろん、それに適さないものは車検NGです。(青とか赤など)
しかし、実はヘッドライトに関してはさらに細かい取り決めがあって
光軸(光の向きや拡散)と光量(明るさ)というものも、基準値内に収まらないと車検が合格できません。そして、この検査は基本はハイビームで行います。
この光軸と光量がプロジェクタータイプのヘッドライトだと基準値内に収めるのが大変なことが多いんです。ちゃんと純正のヘッドライトで!!
つい最近もあったのが、有名なメーカーの社外HIDの電球に交換してあったMH23ワゴンRが光量不足で車検NG、あとはC25セレナのロー・ハイ兼用プロジェクターのハイビームの光の拡散でNGなどなど。
純正のプロジェクターでこの結果ですから、社外のプロジェクターでは保安基準に適する確率はさらに低いと思います。
プロジェクターでなくても、レンズカットで光軸を出している古いクルマのヘッドライトを社外クリアレンズに交換するのも光が拡散しちゃうので光軸はほとんど出ないですね。
結構、ヘッドライトの社外化っていうのはリスクが伴うんです。
車検対応と、うたっている製品であっても、車検NGの可能性があると思って取り付けたほうがいいと思います。
海外製のものだと、車検対応とうたっているくらいしっかりした製品なはずなのに、水漏れしてレンズの中が曇るなんてザラですから。
ただ
ずべての社外ヘッドライトが車検NGというわけではないので
これから交換を考えていて、なおかつ車検対応しているモノを選びたいという方は是非相談してください。
ヘッドライトはクルマの「顏の目」ですから、かっこいいものに交換したいですよね(゜レ゜)
誠に勝手ながら、11月29日(土)は臨時休業とさせて頂きます。
ご迷惑をお掛けしますが、宜しくお願い致します。
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